Twilio Elastic SIP Trunking、多種多様な外部サービスとの連携でご活用いただけます

この記事は英語版ブログ記事の抄訳です。 Twilio Elastic SIP Trunking製品ラインは、2020年を通し順調に推移し、主要なビジネス指標すべてにおいて前年を大きく上回りました。この結果は、Twilioの目指す方向が正しいことを証明しています。具体的には、革新的なSIPトランキングサービスをクラウド上に構築することにより、お客様のビジネスを迅速化し、世界中からアクセス可能なPSTN接続を整備し、コストを大幅に削減することです。 TMC、Eastern Management Group、Omdiaなど、著名な第三者機関からも、当社の業績は高く評価されています。一方で、もっとも喜ばしいことは、TwilioのPSTN接続サービスを多くのお客様から信頼いただいていることだと考えています。 顧客基盤の急速な拡大 Twilio Elastic SIP Trunkingの数多くの利点が、お客様に広く認知されるようになりました。Twilioの顧客数は、3年連続で2桁増を記録しています。ご利用企業の増加は、PSTN接続サービスの世界的なニーズの高まりを示しています。具体的には、コンタクトセンター、ユニファイドコミュニケーション、事業プロセスやウェブアプリケーションへの音声通話機能の組み込みなどです。 先日発表した2件のお客様事例をご紹介しましょう。Ozonetel様は、Twilio Elastic SIP Trunkingを採用し、クラウドベースのコンタクトセンターサービスの強化を目指しました。1,500社以上の顧客企業に、信頼性の高いPSTN接続を提供しており、米国やシンガポールなどのオペレーターによる通話回数は20億を超えました。 Sweetwater様は、米国における楽器やオーディオ製品の大手オンライン小売企業です。コンタクトセンターからベーシックな電話サービスまで、PSTN接続アプリケーションすべてにTwilio Elastic SIP Trunkingを採用しています。Sweetwater様は、1日あたり35,000件の通話にTwilioを利用しています。そのなかには、650万人の大切な顧客への対応も含まれます。 新型コロナウィルスの感染拡大により、Twilio Elastic SIP Trunkingの柔軟性が再び脚光を浴びています。Twilioの多くのお客様が、ロックダウン中の事業継続のために通信サービスを変更する必要に迫られました。Sweetwaterもその一社です。Sweetwaterでは、オンプレミスのコンタクトセンターへ向かっていた通話をルート変更する対応を48時間以内に行い、500名以上のサポートエンジニアやサービススタッフが自宅からお客様通話に対応できるようにしました。 革新的な新機能 Twilioのエンジニアは、常に機能の改善・向上に取り組んでいます。新たにリリースした19件のサービス機能は、SIPトランキングのすべてのユースケースにおけるセキュリティ強化、コンタクトセンターの生産性向上、組み込み型アプリケーションの開発の自由度向上などを目的としています。これらの新機能は、TwilioのChange Logでもご紹介しています。 発信者IDのなりすましを防御 – SHAKEN/STIRを使い、Twilio電話番号への着信をすべて検証。DIDと発信者IDにより発信者を特定し、信頼性を向上させます。詐欺や嫌がらせ目的のロボコールを大幅に削減できます。(SHAKEN/STIRは、現時点では北米市場向けの機能となります。) 通話容量の調整機能 – 通話発信アプリケーションでは、1秒あたりの通話数(CPS)をオンデマンドで調整可能。一括通知などのアプリケーションを必要に応じて迅速に拡張できるようにします。 英国の緊急通話 – 英国のローカル番号をPSAP(緊急応答機関)に転送するとともに、その番号に関連付けられている緊急連絡先をTwilioから伝えます。 セキュリティ強化 –…

SIP レジストレーションにおけるエッジロケーションへの対応

この記事は英語版ブログ記事の抄訳です。 SIPレジストレーションを行うことで、SIP対応デバイスやソフトフォンをTwilioに直接接続することができます。またProgrammable Voice APIを使用して、複雑なハードウェアやネットワークへの物理接続を必要とせずに、強力なコール処理ロジックを構築することができます。おなじみのTwilioアプリケーションを使って、PSTNやWebRTC/モバイルクライアントと同じようにSIPエンドポイントに接続することができるのです。しかしこれまでは、レジストレーション済みSIPデバイスはグローバルにコールを発着信することができるものの、SIPレジストレーション先は、米国バージニア州アッシュバーン(米国東部)にある当社データセンターに限定されていました。 そのような中、2020年6月に、アプリケーションのパフォーマンス向上視点からのエッジロケーション対応機能を新たに発表しました。またこの新機能を通してお届けした基盤を活用し、更にエンドユーザーのコミュニケーション体験向上に貢献する機能をお届けしたいと考えていました。 そして今回、SIPレジストレーションが、世界中のパブリックおよびプライベートのエッジロケーションに対応できるようになったことをお知らせ致します。これにより、お客様の所在に最も近いエッジロケーションにSIPデバイスをレジストレーションし、デバイス接続のパフォーマンスと耐障害性を向上させることができます。 エッジロケーション経由で登録すると、アプリケーションのパフォーマンスが向上し、以下のようなメリットがもたらされます。 遅延とパケットロスを低減し、高速なシグナリングと高品質のメディアストリームを実現 エッジロケーション間の冗長性確保、また結果として柔軟性と様々な選択肢が増加 Twilio Interconnectを介したプライベート接続のセキュリティ、サービス品質、可用性の向上 動作概要 Twilioアカウント上でSIPドメインを設定する方法に、変更は一切ありません。TwilioコンソールのProgrammable Voiceの画面でSIPドメインを作成すると、SIPインフラを接続する際に使用するエッジ固有のドメインが自動的に取得されますが、ここにSIPレジストレーション利用も含まれるようになりました。 SIPエンドポイントのレジストレーション 今回機能により、SIPエンドポイントをレジストレーションする際、世界中のエッジロケーションのいずれかを使用することができます。どのエッジロケーションでもレジストレーションできますが、通常は、デバイスの所在に物理的に最も近いエッジロケーションにレジストレーションし、遅延、ジッタ、パケット損失の低減を狙います。また、フェイルオーバー、ロケーションの変更、その他の理由で、必要に応じてエッジロケーションを切り替えることもできます。 Twilioでは、パブリックおよびプライベートのエッジロケーションを世界中に有しています。 今回機能の登場により、エッジ固有ドメインのフォーマットは以下のようになります。 {domain-name}.sip.{edge-location}.twilio.com TwilioにおいてSIPエンドポイントのREGISTERの設定を行う際、レジストレーション先のTwilioエッジロケーションを含むSIPドメインURIを指定します。 レジストレーションURIまたはアウトバウンドプロキシURIのいずれにもエッジロケーションを指定しない場合、レジストレーションはデフォルトで米国バージニア州アッシュバーンの当社データセンターに設定されます。 お使いのSIPデバイスが構成上、レジストレーションドメインとアウトバウンドプロキシの両方の設定オプションを含む場合があります。その場合は、Twilio エッジロケーションURIをアウトバウンドプロキシに使用し、SIPドメインURIをレジストレーションドメインに使用することをお勧めします。例えば、ドメイン名が「mydomain」で、当社シドニーのデータセンターにレジストレーションしたい場合、以下のSIP URIを使用します。 レジストレーションドメイン: mydomain.sip.twilio.com アウトバウンドプロキシ: sip.sydney.twilio.com SIPデバイスが構成上アウトバウンドプロキシを使用しない場合、レジストレーションドメインとして完全なURIであるmydomain.sip.sydney.twilio.comを使用してください。 レジスト済みSIPエンドポイント上でコールを着信する レジストレーション済みSIPエンドポイントを呼び出す際の動作は、他のSIP URIを呼び出すときと基本的に同じです。今回機能の登場により若干異なるのが、SIPエンドポイントのAORレコードが活用される点です。ここで、Programmable Voiceベースの他のSIPコールと同様、コールはアプリケーションによって開始される必要があることに留意ください。 レジストレーション済みSIPエンドポイントを呼び出すときは、一般的なSIPドメインURIを使用します。すなわち、エッジロケーション部分はURIに含まれません。例: {domain-name}.sip.twilio.com…